衣類に対する汗・紫外線の影響
タバコポリエステル・ナイロンなどの低融点の素材に発生しやすいのがタバコなどの熱による損傷です。
本人がタバコを吸わなくてもすれ違いざまに、歩きタバコの影響を受けることがあります。また、灰が落ちた場合でも、穴あきなどの損傷が起きる場合があります。
汗や日光
汗や日光による退色は、植物系の繊維製品に起こりがちです。これは、染料が汗の影響を受けやすいことによります。汗のつきやすい襟周りや肩、背中、脇などを注意する必要があります。また、色種類によっても、紫、青、赤、緑、黄の順に変退色しやすく、濃い色ほど変退色の差が際立ちます。クリーニングに出す前は、くすんでいるため見落としがちですが、クリーニングによって変退色した部分が目立つようになってしまいます。衿のついている製品では衿をちょっと裏返すだけで、日焼けしていない元の色と比較確認できます。
紫外線
白い衣類のほとんどは、蛍光増白剤というある種の染料で染められています。この蛍光増白剤は、長時間紫外線にさらされると黄色味をおびてくるという性質があります。また、繊維本来の性質として紫外線によって黄ばんでしまうという性質もあります。このことは白い紙が時を経ると黄色くなってしまうのと同じです。特に絹製品は紫外線の影響を受けやすく、黄ばみやすい性質があるようです。紫外線の影響を受けにくい衿裏と比較してみましょう。
また、ほとんどの染料も紫外線によって徐々に退色するという性質をもっています。襟裏や裾裏と、色を比較すると、退色の程度を知ることができます。
